子ども達とTCG

 

 僕はお仕事で子ども達(小学生)と一緒にいることがとても多いです。長期休みになると皆それぞれオモチャをもってくるのですが、男子児童はTCGにとてもはまっていて、時間を気にすることなく、色んな対戦が出来るのはとても羨ましく眺めているのです。すると時折

「勝てない!」と相談をされることがあります。

まぁデュエマなんですけど

 

 この仕事始めてから子ども達とプレイするためにいくつかデッキを作っている程度でそんな沢山の事を知らない僕に相談するのは間違いじゃないかなとも思いつつ、大人の知恵振り絞って、子どもが思い付いたカードを教えてもらってあーだこーだ話す時間が凄く好きなんです。

 

 まず始めに、どうやって勝ちたいかを教えてもらいますととても嬉しそうに切り札を紹介してくれるので、そこから話を展開していくと

①カード自体は強力なものの、このデッキにはイマイチ。

②切り札を使った勝ち筋があまりにも非現実的

 

というオチが大半です。

 しかしながらそれらを解消するために折角パックから出たレアカードをデッキから抜くのは非常にハードルの高い行為なのです。子どもの時パックからでた光っているカードをウキウキとデッキに入れたあの感情を経験してる僕にはそんな事言えません。

最終的に素直に自分の考えを伝えるのですが。

 

 

 まぁ何が言いたいかと言いますと、TCGは子ども達にいろんな時間を与えてくれる素晴らしいツールだということです。

例えば考える時間。話を聞く時間。自分の考えを発表する時間。相手の考えを読む時間。

それを楽しみながら出来るってめちゃくそ貴重な事だと思うのですよね。

 

 僕は緑単サソリスギョギョウっていうデッキを使っています。ループして勝つっていうのが主流らしいのですが、僕のは殴ります。

ざっくり説明しますと相手のクリーチャー除去したり出すことを妨害しながらキーパーツを揃えていきクリーチャーをアホほど展開するコンボプランと、普通にビートしていくクロックパーミッション的なプランもある楽しいデッキです。

子どもにとってはよくわからないデッキだと思います。

 

実際子ども達と対戦するとまぁ全然勝てるのですよ余裕なのですよ。

しかしながら連日ずーっと対戦していくと負ける事もしばしばで感覚的にですが、僕のしたい事を考えて行動してるように見えるのです。

対戦を終えて話を聞くと

「◯◯されたら嫌だから△△をした」

と割と的確な解答が帰ってくることもあり、何をこなくそともう一戦申し込むという流れが好きなのです。負けたくないですからね。

 


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大人にはネットとかSNSとかで沢山の人間に話を聞くことがとても簡単ですが、それが出来ないプレイヤーのブレインに少しでもなれたらなと思う次第でございます。

 

 

唯一お父さんとmtgしてる子どももいるのですが、その子とはしっかり真剣勝負しています。

それはまた機会があればと